さよなら「
MD90」…黒沢監督デザインで話題
読売新聞 3月30日(土)15時20分配信
日本航空の小型旅客機「
MD90」が退役することになり、
30日夜の広島発羽田便がラストフライトとなる。
就航当時、映画監督の黒沢明さんのデザインによる虹色の塗装が話題を呼んだハイテク機。
日本の航空会社が飛ばす米
マクドネル・ダグラス(MD、現ボーイング)製の旅客機は見納めだが、
今後は母国の空で活躍するという。
「すごく鮮やかで衝撃を受けた。『七人の侍』にあわせ、虹も7種類のパターンがあってね」。
就航以来、整備に携わってきた整備士の田倉正尚さん(55)はこう振り返る。
約150人乗りの
MD90は、当時の日本エアシステム(JAS)が1996年から計16機を導入。
インパクトのあるデザインを求めたJASは、画家志望だったという黒沢監督に依頼し、
斬新な機体が誕生した。デジタル式計器など当時のハイテクを備えた機体で、
現在、日本の航空会社が運航するMD社製最後の機種。
2002年にJASが日航と経営統合して以降は、
塗装補修時に白を基調とする色に塗り替えられている。
【キーワード】
マクドネル・ダグラス MD-80/MD-90
(McDonnell Douglas MD-80/MD-90) とは、
マクドネル・ダグラス社が開発した2発リアエンジンでナローボディの
小型短距離ジェット旅客機である。
DC-9をベースとしたその発展型で、
MD-80シリーズとMD-90シリーズの大きく2つの派生型に分けられる。
ベストセラー機のひとつとして、2000機近くが生産された。
MD-90シリーズの派生型のひとつのMD-95は、
開発の最中にマクドネル・ダグラス社をボーイング社が買収し、
開発・製造を引き継いだため、正式名称はボーイング717となった。
(wikipediaより)PR
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