ボーイングが
787型機の試験飛行、バッテリーシステム認証試験実施へ
ロイター 3月26日(火)6時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130326-00000024-reut-bus_all







3月25日、米ボーイングは、787型機の試験飛行を開始した。写真は昨年3月、カリフォルニア州で撮影(2013年 ロイター/Lucy Nicholson)
[ワシントン 25日 ロイター] 米
ボーイング<BA.N>は25日、
787型機の試験飛行を開始した。
数日中に改良したバッテリーシステムの地上・飛行中の認証試験をそれぞれ行うとしている。
同社の広報担当者、マーク・バーテル氏によると、
25日の2時間の試験飛行で機体の全システムが設計どおりに機能するかを確認する。
飛行中のデータを解析した後、
バッテリーシステム改良を認証する
地上・飛行中の実証準備をするとしている。
実証は、米連邦航空局(FAA)の飛行再開許可取得に向けた重要な一歩となる。
これとは別に、米運輸安全委員会(NTSB)は25日、
輸送機関で使用されるリチウムイオン電池の
設計や機能を検討する公開討論会を
4月11─12日の2日間開催すると明らかにした。
討論会では、リチウムイオン電池の使用や製造の規制方法、
さまざまな輸送機関での使用や安全性などを精査するとしている。
【キーワード】
ボーイング787ドリームライナー
(Boeing 787 Dreamliner)は、
アメリカ合衆国のボーイング社が開発・製造する
次世代中型ジェット旅客機。
ボーイング757、ボーイング767およびボーイング777の一部の後継となる。
中型機としては航続距離が長く、
今までは大型機でないと飛行できなかった距離も
ボーイング787シリーズを使うことにより直行が可能になる。
これにより、需要があまり多くなく大型機では
採算ベースに乗りにくい長距離航空路線の開設も可能となった。
2013年1月 全機運航停止命令
試験飛行中の火災などの機材トラブルのみならず、
2011年11月の就航当日より機材トラブルによる遅延や
運休が度々見られていたが、
2012年9月5日に全日本空輸の機材が油圧系統のトラブルにより
エンジンから煙が出たため欠航したほか、
翌10月にも燃料漏れ[48]を起こすなどのトラブルが相次いで起こった。
2013年に入り、ブレーキの不具合、バッテリーからの出火、
燃料漏れ[51]、潤滑油漏れ[52]などのトラブルが相次いだ。
重要なのが、ボストンでのJAL機、高松空港でのANA機と続いたバッテリー出火事故である。
2013年1月7日午前10時半頃にボストンのローガン国際空港で、
日本航空008便の、約20分間の電池発火事故が起こった。
JALへの引き渡しから18日後に電池から発火している。
機体内部の発火事故が製造国アメリカ国内の連邦航空局(FAA)の管轄空港内であり、
国家運輸安全委員会(NTSB)が事故調査にあたっている。
ボーイング社は、アメリカ連邦航空局(FAA)と共同で包括調査している。
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