北京「クリーン空気計画」…石炭からガスへ転換
読売新聞 3月30日(土)8時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130329-00001503-yom-soci
深刻な大気汚染が続く中国の北京市は、
石炭からガスへの燃料切り替え促進など、
健康被害をもたらす
微小粒子状物質(
PM2・5)の削減に
重点を置いた対策に乗り出した。
29日付の中国各紙によると、同市政府は28日、
汚染物質の排出量が多い450以上の企業を年内に閉鎖することや、
排ガス対策が遅れている旧式の自動車18万台の廃車など
69項目の「クリーン空気行動計画」を発表した。
計画では、汚染物質の主原因となる石炭使用量を抑制するため、
石炭燃料に依存する郊外の農村地域で補助金制度を導入し、
ガスや電気、太陽光発電への転換を促す。
工業開発区でもガス管配備を推進。地方から
北京に入る大型トラックの管理強化を含め、自動車総量抑制も検討する。
露天の焼き肉商、市民によるごみ焼却などへの監督も強化するとしている。
【キーワード】
PM2.5(微小粒子状物質)
大気中に浮遊する微粒子のうち、粒子径が概ね2.5μm以下のもの。
粒子径2.5μmで50%の捕集効率を持つ分粒装置を透過する微粒子。
日本では訳語として「微小粒子状物質」の語が充てられるが、
日本以外では相当する熟語はなく専らPM2.5と呼ぶ。
PM10と比べて小さなものが多いため、健康への悪影響が大きいと考えられている。
アメリカで1997年に初めて環境基準が設定されて以降、
1990年代後半から採用され始め、
世界の多くの地域でPM10とともに大気汚染の指標とされている。
(wikipediaより)PR