福島第1原発 別の貯水槽も汚染水漏れ 全7カ所、同じ構造 トラブル再発の恐れ
産経新聞 4月8日(月)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130408-00000071-san-soci







福島第1原発敷地内にある地下貯水槽から、
放射性物質に汚染された水が漏れた問題で、
東京電力は7日、別の貯水槽でも
汚染水漏れがあったと発表した。
貯水槽は敷地内に計7カ所ある。いずれも同様の構造であることから東電は総点検を急いでいるが、同様のトラブルが今後も起きる可能性を示唆している。
東電によると、新たに漏洩(ろうえい)したのは、5日に
汚染水漏れが発覚した2号貯水槽のすぐ東側にある3号貯水槽。
3号貯水槽(縦56メートル、横45メートル、深さ6メートル)の容量は約1万1千トンで、1月8日から貯水が始まり、ほぼ満杯状態だった。
貯水槽はいずれも掘り下げた地面の上に3層の防水シートを敷いた構造。3号貯水槽では、6日夜に一番外側のシートと地盤の間の水を採水し測定したところ、放射性物質濃度が、前回の検査から約2倍の0・11ベクレル(1立方センチメートル当たり)検出された。
2層目と3層目の間にある水も採取し、1800ベクレルを検出。
7日にも2200ベクレルが検出され、汚染水漏れと判断した。汚染水は0・3~3リットルで少量と推定されている。
海から700メートル近く離れており、海洋への流出はないという。
東電は現在、2号貯水槽の汚染水を1、6号に移送する作業を進めている。
3号貯水槽でも6号に汚染水を移送する。
他の貯水槽の汚染水漏れについて、東電の尾野昌之原子力・立地本部長代理は
「そういった可能性も含めて見ていく必要がある。
原因に迫れれば、どう考えればよいかはっきりしていく」と説明している。
【キーワード】
福島第一原子力発電所(ふくしまだいいちげんしりょくはつでんしょ)は、
福島県双葉郡大熊町・双葉町に立地する、東京電力の原子力発電所である。
略称は福島第一原発
(ふくしまだいいちげんぱつ)、1F(いちエフ)。
英称は Fukushima Daiichi Nuclear Power Station。
福島県は東京電力の管轄地域ではなく、「管外発電所」の一つであり、
同社によれば供給区域北限の大津港駅より約80km北方に位置する。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により炉心溶融と建屋爆発事故が発生し、
世界中に衝撃を与えた。
2013年4月現在、6基ある原子炉のうち1~4号機は廃炉の途上にある。
2012年4月20日付で、1~4号機は電気事業法上、法的にも廃止された。
しかし、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律に基づく廃止措置は、
使用済み核燃料の除去を要するため、見通しは立っていない。
(wikipediaより)