養殖のり、単独の
ゲノム解読=「色落ち」解明期待―水産センターなど
時事通信 4月7日(日)16時21分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000044-jij-sctch








おむすびや巻きずしなどに使われるのりの原料
スサビノリ(紅藻類)について、
単独の
全遺伝情報(
ゲノム)を解読することに初めて成功したと、
水産総合研究センターや国立遺伝学研究所、九州大などの研究チームが米科学誌プロス・ワンに発表した。
養殖の
スサビノリは植物プランクトンの大発生などで「色落ち」が起き、商品価値がなくなる被害が問題となっている。
解読の結果、色落ちの仕組みを解明する手掛かりとなる遺伝子が見つかり、品種改良に役立つと期待される。
スサビノリの細胞壁には細菌類が付着し、過去に解読したDNAには細菌のDNAが混入していた。
研究チームは細胞壁ごと細菌類を除去する方法を開発し、単独のDNAを採取、解読した。
その結果、DNAのサイズは従来推定の6分の1以下の約4300万塩基対しかなく、
たんぱく質を作る遺伝子は約1万個とみられることが分かった。
スサビノリは1960年代後半に千葉県袖ケ浦市奈良輪の漁場で養殖に好都合な細長く成長する品種が選抜され、全国に広がった。
品種改良をして中国・韓国から輸入されるのりに対抗するには、ゲノムを解読して品種間の識別をできるようにする必要もあった。
【キーワード】
スサビノリ(荒び海苔、学名:Porphyra yezoensis)は、
ウシケノリ科アマノリ属に分類される紅藻類の海藻で、海苔の1種。
海苔養殖の対象として最もよく用いられる。
葉状体は、海水〜汽水域の潮間帯から潮下帯の岩床に多く見られる。
葉状体は赤紫色をしており細胞一層からなる膜質。
形は生育地により倒卵形、楕円形、倒披針形と変異に富む。雌雄同株。
生活環は、1949年にイギリスのドリューらにより、
通年で有性生殖と無性生殖を繰り返すことが発見された。
春から秋にかけては無性生殖である糸状体期、
秋から春にかけては有性生殖である葉状体期となる。
(wikipediaより)
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