肥満で自己免疫病、仕組み解明=たんぱく質が原因か―東大
時事通信 4月6日(土)14時31分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130406-00000051-jij-sctch







肥満に伴い、免疫が自身を攻撃する
自己免疫病が起きる仕組みを、
宮崎徹東京大教授らの研究チームが突き止め、6日までに米科学誌セル・リポーツに発表した。
肥満の人に甲状腺機能低下や不妊症などの自己免疫病が多いことは分かっていたが、
仕組みが解明されたのは初めて。新たな治療法に結び付く可能性があるという。
研究チームによると、
肥満が進み血液中の脂肪酸が増えると、
一部の
免疫が活性化し異物に反応する抗体が過剰に増える。
この抗体は体内のさまざまなたんぱく質を脾臓(ひぞう)に運んで異物として示し、
脾臓は自身を攻撃する悪玉免疫細胞を作り出す。
この際にたんぱく質「AIM」が重要な役割を担っていることが確認できた。
マウスの実験で、通常のマウスは抗体が脾臓に長期間取り付くのに、
AIMを作れなくしたマウスでは抗体が脾臓に付いても短時間で壊れ、悪玉免疫細胞が増えないことが分かった。
AIMは、本来
肥満を抑える役割を担っているが、
肥満が過度に進むと逆に糖尿病や動脈硬化を招くことが分かっている。
AIMを抑える薬を開発すれば、こうした病気を治療できる可能性があるという。
【キーワード】
自己免疫疾患(じこめんえきしっかん、英:Autoimmune disease)とは、
異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、
自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまうことで症状を来す疾患の総称。
“自律免疫疾患”と表記されることもある。
自己免疫疾患は、全身にわたり影響が及ぶ全身性自己免疫疾患と、
特定の臓器だけが影響を受ける臓器特異的疾患の2種類に分けることができる。
関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)に代表される膠原病は、全身性自己免疫疾患である。
(wikipediaより)
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