物流業界から反発やまず
関空連絡橋、新税100円徴収スタート
産経新聞 3月29日(金)15時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130329-00000123-san-bus_all
関西国際空港と対岸を結ぶ
連絡橋で、大阪府泉佐野市は30日午前0時から、
通行車両に往復100円を課す利用税の徴収を始める。
導入は、連絡橋の国有化に伴う固定資産税(年間約8億円)減収の補填(ほてん)に向けた市の悲願。
千代松大耕(ひろやす)市長は「理解してほしい」と説明するが、
日常的に橋を利用する物流業界からの反発はやんでいない。
連絡橋の料金は、普通車▽軽自動車▽中型車▽大型車▽特大車に区分され、
現在、普通車は往復800円でETC(自動料金収受システム)割引も適用される。
利用税は通行料金に100円を上乗せする形で徴収され、
市は年間約3億円の税収を見込む。
課税期間は5年間の予定だ。
国有化で、普通車平日往復1500円、バスなどの特大車で4700円だった料金は、
半額近くに引き下げられた。
一方で、国有化は関空会社が市に納めていた年間約8億円の
連絡橋の固定資産税がなくなることを意味した。
同市は21年に財政破綻一歩手前とされる早期健全化団体に転落し、
減収は死活問題。苦肉の策として浮上したのが
連絡橋の利用税だった。
千代松市長は
「関空との共存共栄より、市民生活を守るほうが優先順位が高い」
と主張。新関空会社の安藤圭一社長も
「泉佐野市の状況があるのでやむをえない」
と、現在は一定の理解を示している。
しかし、影響を受ける業界の反発は依然として強く、
昨年8月に利用税中止を求めた大阪バス協会(大阪市)では
「値上げをバス料金に反映できない。バス会社の負担になる」
と憤る。
大阪府トラック協会(同)も
「航空貨物を取り扱うには
連絡橋を通らざるをえないのに」
と不満を漏らしている。
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関西国際空港連絡橋
(かんさいこくさいくうこうれんらくきょう)は、
大阪府泉佐野市のりんくうタウンと関西国際空港島を結ぶ、
橋長3,750mの世界最長のトラス橋である。
関西国際空港島の唯一の陸上アクセスを担い、
スカイゲートブリッジRの愛称が付けられている。
(wikipediaより)PR
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