今世紀末、
サンゴ消滅も=海が酸性化、「ソフトコーラル」に―東大
時事通信 3月25日(月)3時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000007-jij-sctch








海の酸性化が進むほど、
硬い骨格を持ちサンゴ礁を作る
サンゴが減り、
柔らかい「
ソフトコーラル」が増えて
最後は両方死滅する可能性があることを、
東京大大学院理学系研究科の
井上志保里さんらの研究チームが突き止めた。
サンゴは今世紀末に消える可能性もあるという。
24日付の英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ電子版に発表した。
酸性化は、産業活動で二酸化炭素が排出され、
海水に溶け込むことで起きる。
炭酸カルシウムでできたサンゴの骨格を溶かすが、
サンゴの仲間ソフトコーラルは骨が小さく、
肉で覆われているため酸性化に強い。
ただ、サンゴほど複雑な骨格がなく、
さまざまな生物のすみかになるのは難しいと考えられている。
研究チームは、火山活動の影響で
大量の二酸化炭素が海水に溶け込んでいる
沖縄県・硫黄鳥島周辺を調査。
水槽で飼育実験も行い、酸性度が高いほど
サンゴが育ちにくくなることを確認した。
数字が小さいほど酸性度が高いことを示す
水素イオン濃度指数(pH)が、
海水の平均値8.1pHの時はサンゴがよく育った。
7.8pHではソフトコーラルが主になり、
7.6pHより下がると両方育たなかった。
今世紀末の酸性度は7.8pH程度と予想されており、
サンゴが消える可能性があるという。
【キーワード】
サンゴ(珊瑚)は、
刺胞動物門花虫綱に属する動物(サンゴ虫)のうち
固い骨格を発達させる種である。
宝石になるものや、
サンゴ礁を形成するものなどがある。
英語からコーラル (coral) とも。
大きな群体を作り、骨格を作るものの、
細かな骨格がバラバラに入っているような、
柔らかな群体を作るものを軟質サンゴ、
または英語そのままにソフトコーラルと呼ぶ。
軟質サンゴには、3つのグループがある。
ヤギ目のものは、骨質の骨格を持ち、
枝状の群体を作り、ヤギ類と呼ばれる。
比較的深いところに産し、赤や黄など、
鮮やかな色をしているものが多い。
取り上げて乾燥させると、
簡単にその表面が崩れてしまう。
ウミトサカ目は、細かな石灰質の骨片を持つものは、
塊状の群体を造る。
ウミトサカ、トゲトサカ、ウミキノコなどがある。
柄があって、その先にひだ状や、やや樹状の部分があり、
ここに個虫が並ぶ。サンゴ礁の海域にも多数生息している。
ウミエラ目のものは、砂や泥の海底に足を差し込んで、
海底から立ち上がり、多数のポリプを並べる。
(wikipediaより)PR
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