ボルト接着剤が劣化=
笹子トンネル事故で国交省―有識者検討委、天井板撤去など提案
時事通信 3月27日(水)18時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130327-00000126-jij-soci








9人が死亡した中央自動車道上り線の
笹子トンネル(山梨県)の
天井板崩落事故で、天井板のつり金具を最上部で支える
アンカーボルトの接着剤が劣化していたことが27日、
国土交通省の調査で分かった。
国交省は同日、有識者調査・検討委員会に報告した。
上り線トンネルは開通から約35年が経過していた。
接着剤の劣化で強度が低下した可能性もあり、
検討委は事故原因について「アンカーボルトの接着部分や周辺に絞り込んでよい」とした。
検討委は国交省の報告を受け、
再発防止策として
(1)天井板の撤去
(2)撤去できない場合は補助器具の設置
(3)点検で荷重耐久力試験の実施―などを提案。
同省は近く、高速道路会社や都道府県などに要請する。
【キーワード】
笹子トンネル(ささごトンネル)は、
山梨県大月市と同県甲州市の間にある、
中央自動車道のトンネルである。
中央自動車道の大月JCT(山梨県大月市)‐ 勝沼IC(山梨県甲州市)間にある。
全長は下り4717 m、上り4784 m(上下線ともに2車線)であり、
中央自動車道では恵那山トンネルに次いで2番目に長い。
2012年12月2日午前8時5分頃(JST)、
上り線トンネルの大月市側出口から1508m付近で
トンネルの天井板であるコンクリート板およそ345枚(中壁を含む)が
138mにわたって[13]V字型に折り重なるように崩れ落ちた。
現場を走行中であった自動車3台が落下した天井板の下敷きとなり死者9名、
重軽傷者2名の事故となった。
NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)は、
1年に一度は定期点検を行い、5年に1度は詳細点検を行っているとしていたが、
2000年に行われた点検以降は打音検査すらしていなかったということが、
山梨県警によるNEXCO中日本本社への家宅捜索による押収資料から発覚している。
尚、崩落事故発生後にNEXCO中日本は
過去の笹子トンネルの安全検査について、
説明を二転三転させており、一部からは批判が出ている。
(wikipediaより)PR
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