花見弁当にも
アベノミクス効果
産経新聞 3月24日(日)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130324-00000071-san-bus_all








各地で桜が満開を迎える中、
百貨店では弁当など花見向け商戦が佳境を迎えている。
円安・株高による景気回復ムードの高まりで、
昨年に比べて高価格の商品の売れ行きが好調だ。
「いつもよりぜいたくに」。
松坂屋上野店(東京都台東区)地下の食品売り場。
夜桜見物に出かける女性会社員(25)は、
京都・山城産のタケノコをぜいたくに使った1890円の花見弁当を選んだ。
桜の名所、上野公園に近い同店では
今月13日に特設売り場を設置。
安倍政権の経済政策「
アベノミクス」効果で
積極的となりつつある消費者心理を見込み、
弁当の種類を昨年より2割多い100種類に増やしたところ、
1千円前後だった売れ筋の価格帯が
「今年は豪華な2千円弱の弁当に移った」(担当者)。
そごう・西武も21日までの1週間で、
行楽弁当などの売り上げが前年比約24%増。
4千円台後半の豪華弁当にも予約が殺到した。
酒類も高価格帯のスパークリングワインが好調で、
担当者は「まさに
アベノミクス効果」とほおが緩む。
銀座三越(東京都中央区)は、
アウトドア用のグリルなどをそろえ、
「スタイリッシュなお花見」を提案。
“ワンランク上”の花見需要の増加に対応した。
アサヒグループホールディングスの花見に関する意識調査では、
「必ず行く」「行くつもり」と回答した人の割合が4年ぶりにプラスに転じた。
1人当たりの予算も「1千円台」が減り、
「2千円台」が増え、消費意欲の高まりがうかがえる。
【キーワード】
アベノミクス
(またはアベノミックス、安倍ノミクス)は、
自由民主党の政治家・安倍晋三が
第2次安倍内閣において掲げた一連の経済政策に対して与えられた通称。
安倍とエコノミックスを合わせた造語。
呼称は中川秀直がつけた。
ドイツ語、英語、フランス語では Abenomicsと表記される。
デフレ経済を克服するためにインフレターゲットを設定し、
これが達成されるまで日本銀行法改正も視野に、
大胆な金融緩和措置を講ずるという金融政策。
ロナルド・レーガンの経済政策であるレーガノミクスにちなんで、
アベノミクスと呼ばれるようになった。
ただし、主に使用しているのは経済学者やマスメディアで、
安倍晋三の秘書(飯塚洋を含む5人のうち誰かと見られる)は
「首相が自ら口にしたことは一度もない」と証言している。PR
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