村上春樹さん新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」予約で1万部突破
スポーツ報知 3月28日(木)7時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130328-00000034-sph-soci








来月12日発売 出版大手「文芸春秋」は27日、
4月12日に発売する作家・
村上春樹さん(64)の長編小説
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(1785円)について、
インターネット書店「アマゾン」での予約数が1万部を突破したと発表した。
予約は15日から受け付けを開始し、
25日時点で1万部を突破した。
11日間での到達は、2010年の前作「1Q84 BOOK3」の12日間よりも早いペース。
国内の文芸作品としては、2000年に営業を開始した
「アマゾン」の14年間の歴史の中でも史上最速記録となった(同社調べ)。
事前注文が殺到した背景には、
4年前の品切れ現象が影響した可能性が高い。
前シリーズ「1Q84」は、結果的に単行本3冊と文庫本6冊で累計約770万部という
驚異の売り上げを記録したが、09年発売時の「BOOK1」単行本の初版部数は12万部、
「BOOK2」は同11万部で、発売後すぐに品薄になり多数の「
ハルキ難民」が発生した。
今作の初版部数は現時点で非公開だが、
確実に入手したいファン心理が数字に表れたものとみられる。
発売まで約2週間となったが、
前シリーズに続き内容は一切伏せられている
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。
長編小説としてはやや短い376ページの物語となる。
【キーワード】
村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は、
日本の小説家、アメリカ文学翻訳家。
随筆・紀行文、ノンフィクションの著作もある。
京都府京都市伏見区に生まれ、兵庫県西宮市・芦屋市に育つ。
早稲田大学第一文学部映画演劇科卒業、ジャズ喫茶の経営を経て、
1979年『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。
当時のアメリカ文学から影響を受けた文体で都会生活を描いて注目を浴び、
村上龍と共に時代を代表する作家と目される。
1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなる。
これをきっかけに村上春樹ブームが起き、
以後は国民的支持を集めている。
その他の主な作品に
『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』など。
日本国外でも人気が高く、
柴田元幸は村上を現代アメリカでも大きな影響力をもつ作家の一人と評している。
2006年、特定の国民性に捉われない世界文学へ貢献した作家に贈られる
フランツ・カフカ賞をアジア圏で初めて受賞し、以後ノーベル文学賞の最有力候補と見なされている。
デビュー以来、翻訳の活動も行っており、
フィッツジェラルドの諸作品やレイモンド・カーヴァー全集のほか、
ハードボイルド文学の創始者のひとりである
レイモンド・チャンドラーによる長編作品など、多くの訳書がある。
随筆・紀行文も多数。
(wikipediaより)